摂食障害で入院ってどんなの?〜現役入院患者が語ってみたpart5〜
今回もご覧いただきありがとうごさいます!局長です。
本日は摂食障害の入院って一体どんな感じなの?って言うことにとついて語っていきたいと思います!
しかし、実のところ、入院する病院やクリニックによって様々、というのがあります。ので、あくまで私の体験の一例に過ぎないということをよろしくお願いします。
では!紹介していきます!
まずは、入院初日、入院中、担当してくれる先生や看護師さんとお話しをして、治療についてや普段の生活について保護者と共にお話をします。そしたら、荷物を部屋に持ち込んで整理整頓して保護者とはお別れです。
初日から数日間は普通にご飯と向き合う、時間でした。普通量よりも少なめの量の食事を出され一応は向き合ってみます。
翌日には体重と身長を計測します。
そして、大抵の場合、
ご飯を必死で食べるか鼻から胃までチューブを通して栄養剤を直接注入するか、この2択を迫られます。ご飯も食べられず鼻からも嫌だ、となると間違いなく点滴という形をとられます。
私の場合はご飯が全く食べられなかったので鼻からチューブになりました。
ひとつだけ伝えさせてください。鼻からチューブはメチャクチャ痛いです。入れる時は鼻の奥の壁を破られるような痛みがあります。そして非常に気持ち悪いです。常に喉にチューブが通っていますのでゴロゴロとした違和感と少しの間多少の痛みを伴います。ご飯が食べられるなら頑張ってください。
鼻からチューブになった時に、食事も出すか、食事は止めてしまうか、この二択を言われるので選択してください。食事は少しでも口から食べた方が回復は圧倒的に早いです。
私は後者の食事までも止めてしまったので、毎日3200キロカロリーもの栄養剤を注入されまるで、飼育される豚のようにただ座って体重を測ると増えているという生活を繰り返していました。
毎週、体重測定があります。大抵のお医者さんはある程度目標体重というものを持っていますので基本的には食事を口から取る人はそこに達する、又は家に帰ってもそれを達成できるぐらい食事を普通に摂ることができると判定されると退院。
鼻からチューブの人はその体重近くまで一気に体重を増やし、ある段階で食事に切り替えます。食事をとると体重は必ず減ります。実は病院食って摂取カロリーがとても低いんです。言っておきますが栄養剤なしで食事だけで体重を増やそうと思うとかなりの量と時間を必要とします。早く退院したいのであれば栄養剤を飲むかチューブがおすすめです。話がそれましたが、体重が減ってもある程度の食事量をとることができ家に帰っても増やせる程度まで食べることができるようになったりすると退院が見えてきます。
聞いていて思われた方もいると思いますが、いつ、退院するかは主治医の先生の判断次第です。体重で区切る人もいれば食事量の人もいます。ですが、基本的に食事を3食普通量を最低でも毎日食べていないと退院はまず無理だと思ってください。病院で栄養剤だけの生活をしている人もいますが、きっとその人たちは退院しても栄養剤だけは必ず飲み体重を減らさないと判断された人です。
摂食障害の入院、特に拒食症の場合はとにかく食事との闘いです。同じ病気を持っている人へ伝えたいことは必ず食べれるようになる時は来ます。ある壁を乗り越えれば容易いものです。一度たべれると案外すんなりと食べることができるので安心してください。
食事を毎日摂り毎週体重測定、主治医の先生と治療方針のお話し。というのが治療中の生活です。
看護師さんも主治医の先生も必ず患者さんのお話を聞いてくれます。言いたいことははっきりと言って、辛いことは辛いと伝える。これが、ストレスなく過ごすための第一歩です。頑張りましょう。
それともう一つ。
患者さんの容態によっては行動に制限がかけられます。さまざまな例を紹介します。
・食事は必ず看護師さんの目が届くところで行う。
・食事するところへの袋のような食事を捨てることができるような物は持ち込まない。
・食後の嘔吐防止の為の安静に過ごす時間。
・お風呂禁止
・階段禁止
・病棟以外に出る時の時間制限
・行動が異常な場合、ベット下へ行動検知マットをしかれる
・ベットへの拘束
など様々です。実はこれも全て主治医の先生次第で全く変わってきます。
以上が入院中の生活となります。
その他質問等ありましたらぜひぜひコメントください!なんでもお答えします。
それでは次回は精神科病棟ってどんなとこ?です!乞うご期待!